『ヒルツベルガー　グリューナーフェルトリーナー　ローテストール　スマラクト』（辛口白）

　　　葡萄品種：グリューナーフェルトリーナー100％
　　　内容量：750ml


オーストリアで最も重要な白ブドウ品種「グリューナーフェルトリーナー」
他の酒を圧倒的に引き離し、多種多様な味わいの白ワインを産み出している。

ヴァッハウにおいてもグリューナーフェルトリーナーは高貴品種であり、
ヴァッハウワインのほとんどが、この品種またはリースリングのいずれかで作られた白ワインである。

ヴァッハウの最奥地にヒルツベルガー醸造所がある。
この辺りまで来ると、東から吹く温かい風が届くぎりぎりの場所であるため、
ワイン生産地としてもぎりぎりの低温地帯と言える。
熟成を迎えたころのブドウの凝縮感はこの上なく高い。

言い伝えでは、古い町の外壁の一部であるローテス・トール（赤門）は、スウェーデンとの戦いの後、血で真っ赤に染まったとされます。この下にあるブドウ畑では、フェーダーシュピールとスマラクトに格付けされるグリューナー・フェルトリーナーが育ちます。土壌は片麻岩、雲母、スレートに褐色土がかぶさっています。

しっかりと糖度が上がるまで、収穫を遅らせ、糖度の高いエキスを完全発酵させます。
敢えて選果の過程で貴腐果を除かず、自然の産物として受け入れ、ともに醸造します。
ゆえに香りはアロマティックかつ、複雑で、果実の風味もしっかりと漂います。
色合い、香りで「甘いのか？」と感じますが、アルコール度数はしっかり高いので、
ボリューム感はしっかりと、余韻も長い辛口。偉大なワインの貫禄があります。

ソテーした魚、クリームソース、グリルしたチキン、エスニック料理などに合わせたい。
良く冷やした状態から、温度を上げていく過程をじっくりと楽しみたい一本です。

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